高配当株決算短信分析 PR

5208 有沢製作所 2025.3Q

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企業概要

株式会社有沢製作所(コード:5208)は、電子材料や産業用構造材料、電気絶縁材料、ディスプレイ材料などの製造・販売を行う企業です。主に、フレキシブルプリント配線板用材料やプリント配線板用ガラスクロス、航空機用ハニカムパネル、水処理用FRP製圧力容器などを提供しています。

2025年3月期 第3四半期業績(2024年4月1日~2024年12月31日)

・売上高:37,782百万円(前年同期比 +22.4%)
・営業利益:3,812百万円(前年同期比 +488.1%)
・経常利益:4,089百万円(前年同期比 +469.3%)
・親会社株主に帰属する純利益:3,004百万円(前年同期比 +206.0%)
・包括利益:3,150百万円(前年同期比 +52.8%)
電子材料・ディスプレイ材料の販売増加が業績を牽引し利益大幅増。
電気絶縁材料の売上減少が課題。

セグメント別業績

電子材料

    ・売上高:23,795百万円(前年同期比+29.3%)
    ・セグメント利益:2,181百万円(前年同期比+273.3%)
     フレキシブルプリント配線板用材料およびプリント配線板用ガラスクロスの需要増が業績を牽引。

    産業用構造材料

    ・売上高:8,098百万円(前年同期比+5.5%)
    ・セグメント利益:1,412百万円(前年同期比+58.7%)
     水処理用FRP製圧力容器の売上増がプラス要因。一方で航空機用ハニカムパネルは軟調。

    電気絶縁材料

    ・売上高:1,822百万円(前年同期比▲3.8%)
    ・セグメント利益:101百万円(前年同期比▲52.3%)
     インフラ向けの需要減少が影響。

    ディスプレイ材料

    ・売上高:3,796百万円(前年同期比+44.6%)
    ・セグメント利益:1,305百万円(前年同期比+100.1%)
     3D関連材料と偏光利用部材の売上増が好調の要因。

    財務状況

    ・総資産:71,260百万円(前期比 +24.4億円)
    ・純資産:46,685百万円(前期比 +4.38億円)
    ・自己資本比率:65.5%(前期比 -1.7%)
    <主な資産変動>
    ・売掛金・契約資産 +10.1億円
    ・原材料・貯蔵品 +13.3億円
    ・現金及び預金 -17.4億円
    ・負債合計:24,574百万円(前期比 +20.4億円)
     短期借入金・長期借入金の増加が影響

    配当状況

      2025年3月期の年間配当予想:84円/株(前年 60円/株)
      2024年3月期末:40円/株 → 2025年3月期末:42円/株(増配)

      通期業績予想(修正あり)

      ・売上高:49,200百万円(前年同期比 +16.8%)
      ・営業利益:4,500百万円(前年同期比 +203.3%)
      ・経常利益:5,000百万円(前年同期比 +235.9%)
      ・純利益:3,500百万円(前年同期比 +113.4%)
      ・1株当たり純利益:105.36円
       業績回復を見込み、予想を上方修正

      まとめ

      株式会社有沢製作所の2025年3月期第3四半期決算は、電子材料やディスプレイ材料の売上増により、大幅な増収増益となりました。特に、フレキシブルプリント配線板用材料、3D関連材料の好調が業績をけん引しています。一方で、電気絶縁材料の売上減が課題となっています。

      財務状況では、売掛金や原材料の増加により資産が増えたものの、借入金の増加による負債増加が見られます。自己資本比率はやや低下していますが、依然として高い水準を維持。

      また、配当は増配が予定されており、2025年3月期の通期業績予想も上方修正されるなど、好調な業績が続く見通しです。